「酸化防止剤無添加ワインは体に良いのか？」
名古屋市の名東区、東区エリア
理学療法士監修の姿勢改善専門パーソナルジムdialogue
トレーナーの及川です。
コンビニなどにもある酸化防止剤無添加など
一見よさそうに見えるワインですがこれは品質的にどうなのか？
についてお話していきます。
まず酸化防止剤不使用ワインとは？これはどういうことなのか…
【ロマネコンティ・ドンペリ・五大シャトー】もすべて，世界中で作られる名だたるワインには
酸化防止剤が使われています。
酸化防止剤として使われているのは，そもそも亜硫酸です。健康に悪そうですね（笑）
確かに亜硫酸ガスは自動車の排気ガス等で大量に排出される硫黄酸化物の一種で
亜硫酸塩は漂白剤としても使われます。
しかしそれはワインに入っている亜硫酸とは違います。
メルシャン社のワイン情報サイトによれば
【亜硫酸塩は体重50kgの人が毎日9ℓずつ90日間ワインを飲み続けても，慢性毒性の症状は起きない]
という動物実験データがあるようです。
とはいえ身内が出した研究をそのまま鵜吞みにするのも何とも言えません。
だとしても酸化防止剤である亜硫酸はワインの発酵時に生成されるアルデヒドの
不快な香りと成分を取り除く働きがあります。
また半年で1/5程度に，数年でほぼ数値に現れないほどに減少すると言われています。
では酸化防止剤不使用ワインは一体何かと言うと
原料輸入や醸造行程の中で原料ブドウが殺菌類に侵されないように処理したり
出来上がったワインを加熱殺菌したり，最近を除去するフィルターを使用してろ過するなど
製品が変質しない為の処理を行っています。
酸化防止剤無添加ワインの規定ですが使われるブドウには規定が無く
化学肥料振飼料，農薬使用可，除草剤使用可になります。
農薬や化学肥料を使ってないのはビオワインと言われるものだけです。
言わば【酸化防止剤無添加】と書かれたワインは
【酸化防止剤を使わないための工業的な処理がなされているワイン】とも言えます。
この点は日本のほとんどのノンアルコールカクテルがアルコール飲料から
アルコールを除去したのではなくノンアルコールカクテルを作る為に
ジュースに工業的な処理をしてアルコールを含まないカクテル味の飲み物を
完成させたものと同じ作りです。
冷凍濃縮果汁を水で戻して糖分を加え，そして発酵させ，加熱殺菌することで
ワインの風味を殺し，今後一切熟成しないという飲み物になってしまいます。
国際的には生ブドウを原料とする醸造酒だけがワインとされており
日本で販売されているような酸化防止剤無添加ワインはワインとして認められていないとも言えます。
なぜワインに亜硫酸塩を添加するかというとそこには当然理由が存在します。
まず1つは微生物の活動を抑えることです。
ワインの中で好ましくないバクテリアや酵母が繁殖するのを防ぐということです。
例えば酢酸菌という微生物の影響を受けると，どんなに素敵なワインも酢に変化します。
もう1つは文字通りワインの酸化を防ぐことです。
ブドウの育った自然風土から醸成される複雑な風味をワインできちんと表現するには
酸化を防ぐ必要があります。
酸化を防ぐことで不純物を沈殿させて清澄作業が簡単になったり
色素の溶出と安定を促進したりとワインに良いことが増えていくわけです。
また濃縮還元とは野菜や果物をすりつぶして果汁の水分を飛ばし
5～6倍まで濃縮させ，ペースト状になったものをその状態で冷蔵保存。
そして商品としてボトルに詰めるときに濃縮したペースト状に再び水分を加えて
還元した製法で作られるのが濃縮還元タイプです。
この何が問題かといと80%以上が輸入品の濃縮還元
かつそのおおもとのブドウは農薬や化学品が使い放題
またひどいとことなると食用ブドウではないブドウをワインに使っている業者もあるようです。
ですが濃縮させて送ることで他国からすればコスト削減になりますから無くなることは無いと思います。
いろいろ怖いこと言いましたが笑、
一番大切なのは、ワインもそうですが、アルコールはほどほどにしましょう！
ということですね ♪
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