健康

女性ホルモンと月経周期③

こんにちは!

名古屋市名東区の星ヶ丘・一社エリア 

理学療法士が監修する姿勢改善専門パーソナルジムdialogueの所です。

姿勢の悩み解決はもちろん、怪我のリハビリやスポーツパフォーマンスアップ、シニア世代の健康管理、企業での健康支援まで、身体のプロとして日頃から多くの方々の健康づくりに関わらせていただいています。

 

さて、今日のテーマは、「女性ホルモンと月経周期③」です。

 

月経周期は大きく3に分けられます

1.卵胞期…卵胞が成熟卵胞になるまでの期間

2.排卵期…卵巣から卵子が排出される時期

3.黄体期…排卵後の卵胞が黄体となる期間

 

 

月経周期の調整

・月経が始まると,ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)の1種である卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体ホルモン(LH)が卵巣に作用し,卵胞が発育し始め,エストロゲンを分泌します。

エストロゲンにより子宮内膜が増殖,肥厚し,受精卵を迎える準備が始まります。

 

・主席卵胞が20㎜位に発育すると卵胞からエストロゲンがたくさん分泌されることで

卵胞が十分に発育したとカラダが判断し,LHの濃度が急激に高まり(LHサージ)卵子は成熟し排卵が起こります。

 

・プロゲステロンは厚くなった子宮内膜をさらに受精卵が着床しやすい状態にする。

受精卵が着床しなかった(=妊娠しなかった)場合,黄体は14日程度で寿命を迎え白体となりエストロゲンとプロゲステロンが減少します。

すると厚くなった子宮内膜は剥がれ排出されることで月経が起こります。

 

エストロゲンの作用

① LDLコレステロールを下げる *悪玉

② HDLコレステロールを上げる *悪玉の回収,ようは善玉的な

*LDLがなくなっては血管が強くなる,薄くなるとういう作用がなくなります。

脂肪組織が運ばれた結果,強くなります。

*悪玉,善玉という表現は日本くらいです⇒通常は役割の違い。太る元とされてはいるが悪者というわけではないです。

 

③ 脂質異常

 

④ 血管の拡張作用/動脈硬化の抑制

*血圧を下げる

 

⑤ 骨量の維持/コラーゲンの合成

⇒骨の構成は周りはカルシウムだが,中はコラーゲンが存在しているので

合成が行われないと,骨粗鬆症を促進してしまう

 

⑥ 皮脂腺の分泌抑制

⇒ニキビ

 

*異常が起こる/閉経後/黄体期/エストロゲン作用の低下で赤字のエラーが起こる

 

 

性成熟期(思春期)

① 60% 卵巣からのエストラジオール分泌

 *エストロゲン作用が最も強い(E2)

・残りの40%は脂肪組織でアンドロステンジオンからエストロンが作られる

*閉経後の主要エストロゲン(E1) *良質な効果は下がる

② エストリオール *妊娠時に胎児副腎と胎盤で作られる(E3)

*プロゲステロンが増えるので,むくみや水分過剰摂取などがあります。

 

 

思春期

・卵巣,子宮,膣などの外性器の発育,二次成長を促す。

*胸やお尻が女性らしいカラダつきになる。

 

 

成人期

① 卵胞の発育促進/卵管の運動性を高める。

*卵管の先には卵管采があり,そこで精子と出会い受精することができる。

そして受精卵が子宮内膜に入り,内膜のクッションの上にくっつく(着床)

*出会う道のりが卵管,妊娠しやすいカラダになるということです。

 

② 卵胞刺激ホルモンへの感受性の強化

*より女性らしい外見,感性になる

 

③ 子宮粘膜の血流増加

*体温の上昇

 

④ 子宮筋の肥大

*内膜,外膜にそれぞれ筋があるが,内膜の筋が頻繁に代謝や剥がれたりすることで出血に繋がる。

肥大でクッションが大きくなるので,受精卵を着床する準備が整う

 

⑤ 自発収縮が盛ん

*活発に機能する。

 

 

卵胞の発育過程

① 原子卵胞⇒1時卵胞⇒2次卵胞⇒前状胞卵胞⇒胞状卵胞⇒成熟卵胞

*90日以上の過程を経て

*胞状卵胞から先が実際は月経と排卵の14日間を表しています。

 

*大人になるにつれエストラジオールの機能が妊娠を準備するような形で働いていきます。

 

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